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2021/11/08 21:45

ラヤンラヤンで取り扱っている「リナゴ」と呼ばれるかごは、マレーシア・ボルネオ島サバ州北部に暮らす先住民ルングス人によって作られています。


そのリナゴの原材料となるのは、ルングス語で「リンコン」と呼ばれるシダ植物の一種です。



(写真:リンコンの葉)


リンコンは藪や幼齢林、ココナッツ農園やゴム農園などで、はうように生息しています。



リナゴの原材料となるのは、リンコンの茎の表皮で根元寄りの太い茎を使用します。

職人によりますと、茎は若すぎず、古すぎないのがリナゴを編むのに適しているそうです。





採取する際には、シダの上の方の葉のついている細い茎はカットし、根元から茎を引っこ抜きます。

引っこ抜かずに途中でカットしてしまうと、茎がすぐに乾燥して加工しにくくなります。



(写真:採取されたリンコンの茎)


採取する際には天候も関係あり、雨の日に採取したリンコンは色むらが出てしまうので、出来栄えが悪くなってしまいます。

質の高いリナゴを日本へ届けるため、原材料の採取にもこだわっております。